Schnittke: Requiem / Górecki: Miserere

2007.01.24 | classic+ |

Schnittke: Requiem; Górecki: Miserere

Schnittke : Requiem / Górecki : Miserere
Swedish Radio Choir, Eric Ericson Chamber Choir
(CAPRICE: CAP 21515)

あまりにも有名なカリュステのシュニトケ。当然持っていると思ってこの数ヶ月間家中を探し回ったが見つからない。仕方ないのでオーダーしてしまった。ジャケットも曲もなじんでいるが、それでも・・・それでもボクは買ってない。

レクィエムはシュニトケ体験の中でも比較的初期、91年に聴いた。合唱協奏曲のノリで手を出したらしっぺ返しを食らった感じ。でも改めて聴いたら大してキツくない。何が問題だったかわからないけど、現代ものを集中して聴いていた頃だから、たまたま容量を超えてリミッターが作動したかもしれない。それともカリュステの指揮がいいのか。

本当はグレツキが本題。後半のヤマに向けて小さな声を静かに広げ続ける30分強のミゼレーレ。この曲、歌い手が緊張感を失ったらすぐに会場全体が弛緩するだろう。あとは垂れ流しだ。スウェーデン放送合唱団とエリック・エリクソン室内合唱団は、予想どおり緊張感を保って歌い切る。こちらの緊張感も切れない。録音だから？そんなことはない。当然かもしれないけど、大変なことだ。

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