William Lawes: The complete Consort Setts
2006.09.25 | renaissance |
William Lawes: The complete Consort Setts
FRETWORK
(Virgin: 7243 5 62001 2 8) 2CD
暑い夏もやっと終わり。肌寒いときもあるくらいで、リュートやバロック・ギターに涼を求める必要もなくなった。まるで聴く気になれなかったヴィオール・コンソートを急に見直したくなる。イギリスのヴィオール･コンソートなら、とにかくフレットワーク。詳しい聴き手ならいろいろなグループを知っていると思うけど、私は季節の楽しみ程度にしか聴いていないから、彼らの演奏で十分満足している。
80-90年代に録音・分売されたロウズのコンソート・セット全集が2001年に再発された。全集で廉価なのが嬉しい。5-6本のヴィオールによる厚い音楽、厚い響き。間に挿まれている1-3本のリラ･ヴィオールのための小品の素朴で薄い響きがいい耳休め。ヴィオールにはあまり期待しないメリハリがちょっと利いていたりする。ニットを着るようになるくらいの時期が、たぶん一番の聴き頃になるかも。
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