Erwünschtes Freudenlicht BWV184

2012.05.29 | baroque |

Bach Cantatas 27 – Blythburgh/Kirkwell
The Monteverdi Choir / English Baroque Soloists
(Soli Deo Gloria 138)

聖霊降臨祭第3日。1724年は前日に引き続いてケーテン時代の世俗カンタータを改作したものだ。編成も前日と同じフルート2本と弦楽と通奏低音。結局この日もバッハのディレクション能力が遺憾なく発揮された。

最後に合唱が2曲。第5曲のコラールは原曲の世俗カンタータにはなく、改作するにあたって追加されたものだ。前日の第173番ではそういうことはしてない。どうしてこの第3日だけコラールを追加するのかよくわからないけど、コラールの後にさらに合唱が続く厚みがいい。中間部の扱いからデュエットとを改作したものと考えられていることが納得できる終曲の合唱は舞曲風でコラールとは好対照。モンテヴェルディ合唱団は力のあるコラールを聴かせ、キレのあるリズムで終曲をきれいに歌いきる。

Lisa Larsson (S)
Nathalie Stutzmann (A)
Christoph Genz (T)

1. Recitativo (T)
2. Duetto (S,A)
3. Recitativo (T)
4. Aria (T)
5. Choral
6. Coro

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