Erhöhtes Fleisch und Blut BWV173

2012.05.28 | baroque |

Cantatas 7

J.S.Bach Cantatas Vol.7
The Amsterdam Baroque Orchestra & Choir
(Challenge Classics: CC72207)

聖霊降臨祭第2日。1724年には第173番「高められた血と肉よ」が演奏された。2本のフルートと弦楽と通奏低音の編成がつつましい。重要な祝日の2日目は、一般的な祭りのイメージとは違って、そんなつつましい雰囲気に包まれることが多いような気がする。

とはいえ、このカンタータはつつましいながらも華やかだ。1722年に演奏された世俗カンタータBWV173aの改作。ケーテン侯レーオポルトを讃美する曲調をそのままに保っているらしい。ディレクションの能力を発揮したということだろう。3日連続して新作を披露するのが難しかったというのもよくわかる。メンデルスゾーンも引用したレツィタティーフで始まる。原曲らしさが出ているのは第4曲と第5曲のデュエットだろうか。終曲がコラールでなく、原曲のデュエットを改作した合唱というのがなんともフレッシュ。

Lisa Larsson (S)
Elisabeth von Magnus (A)
Gerd Türk (T)
Klaus Mertens (B)

1. Recitativo (T)
2. Aria (T)
3. Aria (A)
4. Duetto (S,B)
5. Recitativo (S,T)
6. Coro

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