Who are these Angels?
Who are these Angels? – New Choral Music by James MacMillan
Cappella Nova
(Linn: CKD 383)
昨年続出したパターンだけど、マクミランの合唱曲も一時期「相次いで」リリースされた作品のひとつだった。メジャーになり切れない作曲家だから、そういうことがあっても目立たないけど、カペラ･ノヴァとザ･シックスティーンという、ひいき筋のグループが演奏するから聴いてしまう。なんてことを、この間も書いてたな。
カペラ･ノヴァが録音するマクミランの合唱曲の新作集の2枚目。マクミランは、ウィテカーやローリゼン（と呼ぶことにした人）、チルコットなどと比べると、日本の合唱人の間ではあまり話題になってない気がする。交響曲とか協奏曲とかオペラとか、作曲するジャンルが幅広いから、合唱曲を書く作曲家としてのイメージが薄いのか。単に人気がないのか。
カペラ･ノヴァの演奏は、さすがに他のグループの演奏よりもスコッチがすこし濃い。強い風が吹いているような独特の発声で繰り出される。ガブリエル･ジャクソン作品にも通じる、クセになりそうな節回しがいい。そして豊穣なハーモニー。プログラムの中核を占めるスコットランド西部の地名を冠したストラスクライド・モテット集にその傾向を強く感じる。カペラ･ノヴァが歌うLux aeterna、ゲストの女性4人グループ、カンティがウィリアム・テイラーのハープとともに歌うOs mutorum。編成は多彩だけど、強い個性でしっかり結ばれている。そう。強いんだ。内側に入り込むことを拒むような、ローカルな強さ。
And lo, the Angel of the Lord
The Strathclyde Motets II
Bring us, O Lord
Benedictus Deus
Advent Antiphon
Who are these Angels?
Think of how God loves you
Mass of Blessed John Henry Newman
Tenebrae – New Choral Music by James MacMillan
Cappella Nova
(Linn: CKD 301)
Tenebrae Responsories
Missa Brevis
The Strathclyde Motets
Give Me Justice
Twentieth Century Scottish Choral Music
Cappella Nova
(Linn: CKD 014)
tag: Cappella Nova
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