Bruckner: Mass in E Minor, Motets / SWR Vokalensemble

2008.06.10 | classic+ |

Bruckner: Mass in E minor; Motets [Hybrid SACD]

Anton Bruckner: Mass in E Minor, Motets
SWR Vokalensemble Stuttgart, Marcus Creed
(hänssler: SACD 93.199)

ヘンスラーから出ていたシューマンのロマンスとバラードで始めて聴いたSWRヴォーカルアンサンブル・シュトゥットガルト。思いがけずいい演奏という印象が今も残っている。現在は指揮者がクリードに交代しているが、彼の指導の成果なのかそれともメンバー交代が進んでいるからなのか、以前のややアバウトな感じが抜けて、キリッとしたサウンドが聞こえるようになってきた。

今回はブルックナー。どうしても昔のシュトゥットガルト室内合唱団や最近のブルノ・チェコ・フィル合唱団の録音と比べてしまうけど、冒頭の2曲、Os justiとVirga Jesseの落ち着き払った演奏に参った。神は細部に宿る。ブルックナーには音響イッパツ的な側面があるせいかマスで押す演奏も結構あるけど、SWRはキッチリこっち（上の2つの合唱団）の側の演奏に収まっていて好感度が高い。この2曲がシュトゥットガルト室内合唱団のCDに収録されてないというのもポイントが高い。他のモテットも基本的に変わらずこの流れで聴ける。ぜひ静かな場所で聴きたい。

Os justi
Virga Jesse
Locus iste
Afferentur regi
Ave Maria
Christus factus est
Mass in E Minor (version 1882)
Pange lingua

tag:

prev:
next: