Er rufet seinen Schafen mit Namen BWV175
Bach Cantatas 27 – Blythburgh/Kirkwell
The Monteverdi Choir / English Baroque Soloists
(Soli Deo Gloria 138)
羊飼いは自分の羊の名を呼んで連れ出す。自分の羊をすべて連れ出すと、先頭に立って行く。羊はその声を知っているので、ついて行く。しかし、ほかの者には決してついて行かず、逃げ去る。ほかの者たちの声を知らないからである。
聖霊降臨祭第3日のためのカンタータ第175番「彼は己の羊の名を呼びて」。
第1部は、よい羊飼いと羊たちの音楽である。リコーダーのアンサンブルはいかにも牧歌的だ。第3曲で歌われる羊飼いを見失う羊の不安でさえ、何度も聴いていると予定調和の匂いがする。牧場はいいな。羊は連れ出されているけど。
第2部は、ほかの者たちの音楽である。イエスが何を言っているのか、彼らは理解できない、とアルトが語り始め、バスが「愚かな理性よ」とたしなめる。理性は大変だ。常に下に置かれる。そして、ニセモノを注意深く見極めなければならない。
シュトゥッツマンのアリアはイエスへの思いを濃厚に伝える。ちょっと重たいな、と思うくらいに。
Nathalie Stutzmann (A)
Christoph Genz (T)
Stephan Loges (B)
Erster Teil
1. Recitativo (T): Er rufet seinen Schafen mit Namen
2. Aria (A): Komm, leite mich
3. Recitativo (T): Wo find ich dich?
4. Aria (T): Es dünket mich, ich seh dich kommen
Zweiter Teil
5. Recitativo (A,B): Sie vernahmen aber nicht
6. Aria (B): Öffnet euch, ihr beiden Ohren
7. Choral: Nun, werter Geist, ich folg dir
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