Barmherziges Herze der ewigen Liebe BWV185

2012.07.01 | baroque |

Bach Cantatas 3 – Tewkesbury/Mühlhausen
The Monteverdi Choir / English Baroque Soloists
(Soli Deo Gloria 141)

三位一体節後第4主日。福音書は呼びかける。「あなたがたは敵を愛しなさい。」「赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦される。」赦している。被害者の顔をした共犯者を。見返りを求めず与えた。しかし、愛することはできない。

カンタータ第185番「永遠の愛に満ちた憐れみの心」は、ザクセン＝ヴァイマル公子ヨハン・エルンストの死を目前にした時期の作品のせいなのか、小さい編成のために書かれている。でも感情の起伏は激しく、地味とは思わせない。

ガーディナーはソリストにタレントを揃えた。コジェナーがアグニューと2人で歌う第1曲のデュエットはすこし立派過ぎるような気もするけど、ライプツィヒ再演版でオーボエから差し替えられたトランペットのソロとのバランスを考えるとやはり彼女がいい。

Magdalena Kožená (S)
Nathalie Stutzmann (A)
Paul Agnew (T)
Nicolas Testé (B)

1. Duetto (S,T): Barmherziges Herze der ewigen Liebe
2. Recitativo (A): Ihr Herzen, die ihr euch
3. Aria (A): Sei bemüht in dieser Zeit
4. Recitativo (B): Die Eigenliebe schmeichelt sich
5. Aria (B): Das ist der Christen Kunst
6. Choral: Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ

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