Sacred Music of the Bach Family
C.P.E.Bach: Cantatas
Rheinische Kantrei / Hermann Max (dir.)
(Capriccio: 49434)
J.Ernst Bach: Motet & Choral / J.Ch.F.Bach: Motet & Choral
Rheinische Kantrei / Hermann Max (dir.)
(Capriccio: 49435)
W.F.Bach: Cantata / J.C.Bach: Motet / J.L.Bach: Motet & Choral
Rheinische Kantrei / Max (dir.) , Dresden Kammerchor / Schneider (dir.)
(Capriccio: 49436)
昨年、カプリッチョからリリースされた、バッハ家族の廉価盤5枚組BOX。この中の約3枚分は、マックス／ライニッシェ・カントライに充てられている。JSB大作3作の録音があるマックスの興味はむしろJSBの時代に流行した新しい音楽、テレマンやバッハ家族の後ろの世代の方にあるようで、CPOやカプリッチオにたくさんの録音がある。
彼が本気でJSBのカンタータを録音すれば、JSB録音の勢力図が大きく塗り替えられるはず。だから、彼の興味の向き方がちょっと惜しい。でも、彼のおかげで18世紀ドイツの音楽家の録音が充実するのだから、仕方ないか。ガーディナーやコープマンにはできないことを彼はやってるんだから。
「18世紀ドイツの音楽家」の作品を聴くということの意義を音楽史的な興味を超えたレベルで説明するのはなかなか難しい。JSB至上主義者は頑固だからなー。「求道者のように様式を極めたJSBに対して流行音楽家の何と浅薄なことか！」とかなんとか。
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