O ewiges Feuer, o Ursprung der Liebe BWV34
J.S.Bach: Whitsun Cantatas
The Monteverdi Choir / English Baroque Soloists
(Archiv: 463 584-2)
カンタータ第34番「おお永遠の火、おお愛の源よ」は、40年代後半、バッハ晩年の作品だ。聖霊降臨祭第1日のためのカンタータは、第172番、第59番、第74番の3曲があったけど、新たに1曲用意した。
新たにとは言いながらも、このカンタータは、1726年に結婚式のために書いたカンタータBWV34aの使い回しだ。でも、かつての毎週のお務めをこなすディレクターとしての使い回しとは意味あいが違う気がする。結婚式で使ったあの曲、今でも使えるんじゃないか? 結構ウケるんじゃないか? みたいな発想があったのかも。アルトのアリアがバッハの教会カンタータらしからぬモダンさ。でも、フィンクの歌はモダンの壁を軽やかにターンして古の世界に舞い戻る。終曲の合唱への導入部が独特の扱い。モンテヴェルディ合唱団が力強く押し出す。
Bernarda Fink (A)
Steve Davisilim (T)
Christopher Foster (B)
1. Coro: O ewiges Feuer, o Ursprung der Liebe
2. Recitativo (T): Herr, unsre Herzen halten dir
3. Aria (A): Wohl euch, ihr auserwählten Seelen
4. Recitativo (B): Erwählt sich Gott die heilgen Hütten
5. Coro: Friede über Israel
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