De Leidse Koorboeken vol.3 – disc 1
De Leidse Koorboeken vol.3
Egidius Kwartet & College
(Et’cetera: KTC1412)
クレメンス、ムリュ、クレメンス。見知らぬテクストを用いたこの3曲で、かつてA面と呼んでいたスペースを固める。決して制圧するのではないやり方で、でも遥かな高みを想起せずにはいられないこの眩しさは、16世紀前半のポリフォニーの美質であり、大陸のアンサンブルの美質でもある。ルーピの2曲は一転して渋く、その後の作者不詳のRegina celiが断続的に登場するあたりは写本プログラムらしさが出ている。
これまではエヒディウス・カルテットにばかり目を向けていたきらいがあるけど、共演するコレッジの存在がなければ、このライデン・クワイアブックのシリーズは成立しなかっただろうと今頃になって思う。大学の合唱団らしいある種の素朴さとかひたむきさとか、そういうものを備える一方で、エヒディウスだけでは実現できないサウンドを生成する。
Jacob Clemens: Cum esset Anna
Pierre Moulu: Vulnerasti cor meum
Jacob Clemens: Domine probasti
Johannes Lupi: Stirps Jesse
Johannes Lupi: Stella maris luminosa
Anon: Regina celi
Jheronimus Vinders: Magnificat
Anon: Regina celi
Jacob Clemens: Advenit ignis divinus
tag: Egidius Kwartet
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