Jerusalem – Vision of Peace
2007.04.01 | medieval |
Jerusalem – Vision of Peace
Gothic Voices, Christopher Page (dir.)
(hyperion: CDA67039)
クリストファー･ペイジが主張する「声のみ、楽器抜き」の実行部隊だった時代のゴシック・ヴォイセズの録音。ペイジの主張の是非はともかく、声だけでは物足りないと思うことは少なくなかった。でも、ソロで歌うとむしろ独自の魅力が光っていた。
アルトのキャサリン･キングがフィーチャーされていて、全17曲中4曲が彼女のソロ。十字軍ゆかりの音楽を聖俗あわせて配置したプログラムは様々な構成によってヴァラエティに富んだものになっている。彼女が歌うヒルデガルト・フォン・ビンゲンのO Jerusalemがいい。セクェンツィアとは対照的な簡素なスタイルの演奏は、数多あるヒルデガルト演奏の中でも清澄さが際立っている。
tag: Gothic Voices
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