Giovanni Pierluigi da Palestrina: Lamentations of Jeremiah the Prophet
Pro Cantione Antiqua
(Brilliant: 99711-2)
イギリスの男声グループが演奏するパレストリーナの中でも、エレミアの哀歌は録音に恵まれている。作品のかっちりとした構成とイギリスの男声グループとの相性がよさそうだ。
80年代から90年代にかけてのPCAの録音の中でも、このCDは特に安心して聴ける。ティモシー・ペンローズとアシュリー・スタフォードの2人のカウンターテノールの組み合わせは、彼らのサウンドの印象を一新するものだし、各メンバーの歌いぶりは意外なほど力みがなく軽い。70年代の彼らのパレストリーナ録音では聴けないスムーズで明るいサウンドとしみじみとした味わいが大きな魅力だ。
Feria V in Coena Domini : Lectio I – II – III
Feria VI in Parasceve : Lectio I -II – III
Sabbato Sancto : Lectio I – II – III
Pro Cantione Antiqua:
Timothy Penrose, Ashley Stafford (C-T)
James Griffett, Neil Jenkins, Ian Partridge (T)
Michael George, Christopher Keyte, Stephen Roberts (B)
Mark Brown (dir.)